【意外な仕事!?】
- At 4月 23, 2015
- By ErinaSaito
- In サロン紹介
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久しぶりに会った高校時代の同級生に今の仕事の話をしたら「意外!メイクに興味なさそうだったのに」と言われました。
確かに高校、大学でもダンスや勉強に忙しく、そこまで美容に関心はありませんでした。
多くのメイクアップアーティストさんが「メイク好きな母の影響で・・」、「叔母がメイクアップアーティストで・・」など、幼少期から興味があった方が多い中、私は全くそうではなく、メイクアップアーティストという呼び名も自分にはちょっと違うと感じます。(何と呼べばいいか思案中)
なぜこの仕事を選んだのでしょうか。出来事としてのきっかけは、社会人1年目22歳の時に、ブライダルメイクの方にお会いしたことですが、時期的に
自分の人生について、色々と迷っていました。「活き活きと幸せに年を重ねる為に、自分はどんな仕事がしたいか、何ができるのか。」
働きながら通っていたヘアメイク学校で、メイクの創造性に夢中になったこと等たくさんの理由がありますが、一番はお客様に喜んで頂いた時、「人生が変わりました!」と言って頂いた時に「これが一生の仕事」と確信したと思います。
ただ残念なことに、若さや、理想イメージにとらわれてしまい、美を追求するほど幸せでなさそうにみえる方達にも出会いました。メイクアップして綺麗になることは、あくまでも手段で、目的ではありません。
私はコスメフリークでも、美容オタクでもないですし、私の一番の関心は、メイクでなく、人(お客様)です。そのお客様のチャームポイントは?どのようなメイクでそのチャームポイントを活かせるか?どうすれば明日からお客様がこのメイクをご自分ででき、もっと幸せになれるか?小さい頃から私の長所は「周りの人の長所を見つけること」だったように思うので、迷って試行錯誤して選んだ今の仕事に、それが活かされているかもしれません。
「このお客様に綺麗に、笑顔になって頂きたい」という、目の前にいらっしゃる方への気持ちがなければ、メイク技術は全く役に立たないと思っています。
美容の仕事に携わるからには、忘れてはいけないこと。(日本では美容業界に関する残念なニュースをよく聞くので悲しいですが)「意外!メイクに興味なさそうだったのに」と言われ、その忘れてはいけないことを思い返す良いきっかけとなりました。